金利で選ぶと損するかも?住宅ローン選びの見落としがちな着眼点

マイホームの購入は、人生における大きなライフイベントです。

だからこそ、「より良い家を、少しでもコスパ良く」と考えるもの。

 

この「コスパ」を良くするために、まず目が向くのが住宅ローンの金利ではないでしょうか?

金利が低ければ、毎月の返済負担が軽くなります。

 

しかし、金利の高低のみで住宅ローンを選ぶと、かえって負担が増えてしまうことも……。

 

そこで今回は、住宅ローンを比較検討する際、金利以外の見落としがちな着眼点について解説します。

住宅ローン利用で大きな負担の可能性も。融資手数料と保証料をチェック!

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住宅ローンを利用する際に、利用者の大きな負担になる可能性があるのが、融資手数料と保証料です。

融資手数料は金融機関に融資を申し込む際にかかる手数料のことで、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

 

・借入金額にかかわらず一律の手数料がかかるタイプ(例:32,400円)

・借入金額に対して一定の率がかかるタイプ(例:借入金額×2.16%)

 

例えば上記の例で3,000万円を借り入れると、60万円近い差が生じることになります。住宅ローンの金利が低くても、融資手数料が高いと結果的に当初の負担が多くなるかもしれません。

 

保証料は、万が一住宅ローンの返済ができなくなったときに、保証会社に住宅ローンの肩代わりをしてもらうために支払う費用です。銀行にとっては、きちんと住宅ローンを支払ってもらうための保険となります。保証料には、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

 

・保証料がかからないタイプ(フラット35など)

・保証料を金利に上乗せして支払うタイプ(例:金利+0.2%)

・保証料を借入時に一括して支払うタイプ(例:3,000万円、35年ローンで約60万円)

 

借入額が3,000万円の場合、かからないタイプと一括で支払うタイプの差は約60万円。この差も決して小さくありません。

 

住宅ローンは「どのように返すか」が重要。繰上げ返済や将来的な金利も要チェック!

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住宅ローンは「どのように借りるか」以上に「どのように返すか」が重要です。

 

住宅ローンの返済でうまく活用したいのが、繰り上げ返済。

以前に比べると住宅ローンの金利は低くなったため、繰上げ返済によって軽減される利息は小さくなりました。しかし、株式や投資信託などを活用した資産運用に積極的でない家庭にとっては、繰上げ返済による利息負担軽減はまだまだ大きな魅力といえます。

 

繰上げ返済のキーワードは「手軽に」と「少額から」。例えば、フラット35なら繰り上げ返済の手続きがインターネットででき、手数料がかかりません(繰上げ返済の最低額は、ネット手続きでは10万円以上、窓口では100万円以上)。小まめに繰上げ返済するには、インターネット手続きは必須。手間と時間が節約でき、利用のハードルが低くなります。住宅ローンを選ぶ際には、繰上げ返済のルールを確認しておきましょう。

 

また、多くの銀行では、当初一定期間(3年、5年、10年など)の金利を固定する固定金利期間選択型ローンを取り扱っていますが、この期間終了後の引き下げ幅が縮小されると、その後の返済額が大幅に増えてしまう可能性があります。当初期間だけでなく、その後の金利についても確認しましょう。

 

金利だけで住宅ローンを選ぶのは早計。長く付き合いやすい住宅ローンを選ぼう!

 

以上のとおり、金利は最もわかりやすいバロメーターですが、それだけで住宅ローンを選んでしまうのは早計です。

 

金利に隠れてあまり意識しない「融資手数料」「保証料」のコストや、繰り上げ返済のルール、固定金利期間終了後の金利なども入念にチェックするようにしてください。

 

自分たちが長く付き合いやすい住宅ローンを選ぶようにしましょう。

監修

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益山真一/ファイナンシャル・プランナー

HP:http://www.fp-masuyama.com/

「3大資金(住宅・教育・老後)」を効率的に手当てし、ライフプランを実現するための家計管理を提案するファイナンシャル・プランナーとして、セミナー・執筆、相談を展開。仕事の目標は、お客様の「心、体、お金、時間、仕事」のバランスの改善による幸せ実現。セミナーは平成29年10月末時点で累計2,692回を数える。

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